運転代行ZERVA開業記録 – 準備から営業開始までの全て

運転代行の裏側

飲酒運転根絶に貢献したい。そんな思いから今年始めた自動車運転代行サービス「ZERVA」の開業準備がいよいよ大詰めを迎えています。
法律や行政手続きから細かな備品準備まで、運転代行業の開業には想像以上に多くのステップがありました。今回は、これまでに取り組んできた準備事項と今後の計画について、同じ道を歩む方の参考になればと思い、詳しくまとめてみます。

📘 目次

  1. 法的手続きの完了
  2. 人的要件のクリア
  3. 車両・設備の準備
  4. 保険・共済への加入
  5. 業務書類・システムの整備
  6. 営業ツールの制作
  7. デジタル基盤の構築
  8. 今後の展開計画
  9. まとめ/ご相談・ご予約はこちら
  10. 参考文献・情報源

1. 法的手続きの完了

税務署への開業届提出
個人事業としてのスタートにあたり、所轄税務署に開業届を提出しました。屋号「運転代行ZERVA」として、事業開始から1か月以内に完了。事業の第一歩として重要な手続きです。

公安委員会への認定申請
運転代行業は営業所ごとに都道府県公安委員会からの認定が必要です。現在は東京都調布市の営業所について申請中。必要書類は申請書・誓約書・住民票・診断書・営業所概要・使用車両書類など多岐にわたり、処理期間は約45日、申請手数料は12,000円(東京都)。

2. 人的要件のクリア

安全運転管理者の選任と資格証明
営業所ごとに必ず1名の安全運転管理者が必要です。20歳以上・過去2年以内の重大違反なし・2年以上の運転管理経歴が条件。証明のため「運転記録証明書」を取得し、違反歴を確認しました。

3. 車両・設備の準備

随伴車両の調達
軽自動車を1台用意。公安委員会交付の認定番号入りステッカー、屋根上の行灯も準備済みです。

ドライバー免許要件
代行運転は第二種運転免許必須。私は元バス運転士で既に所持しています。

4. 保険・共済への加入

運転代行専用保険
法律で加入が義務付けられています。対人8,000万円以上・対物200万円以上の補償が必要。複数比較の結果、JD共済に加入しました。割安な掛金、24時間365日事故受付、代車・レッカー・休業補償まで手厚くカバーされます。

5. 業務書類・システムの整備

  • 国土交通省標準様式の運転代行標準約款
  • 従業員名簿・指導記録簿
  • 乗務記録簿(日報)
  • 苦情処理簿・アルコール検知記録簿

また、社名・所在地・認定番号入りの複写式領収証も準備しました。

6. 営業ツールの制作

名刺・社印を作成し、営業活動に備えました。
消耗品(バインダー・懐中電灯・アルコール検知器・ジャンパー等)も購入済みです。

7. デジタル基盤の構築

料金設定例:調布市拠点20km圏内・距離10kmまで一律1万円(迎車込み)

8. 今後の展開計画

オンライン集客:代行ナビ等のポータルサイトへ登録予定。
地域密着営業:飲食店への案内カード設置や、近隣同業者との挨拶回り・協力体制の構築。

9. まとめ/ご相談・ご予約はこちら

法律確認から備品まで、一つひとつ着実に準備を進めてきました。最大のハードルである公安委員会の認定取得をクリアし、安全第一でサービス開始を目指します。
運転代行ZERVAは、地域の皆様の安心と安全を支える存在となれるよう努力してまいります。


参考文献・情報源


運転代行ZERVA 代表 森澤 正義

※本記事は実際の開業体験に基づいて作成しています。法令・運用は地域により異なる場合があります。最新情報は所轄機関にご確認ください。

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